AIの使い方「AIに聞く」=サラ川ベスト10―第一生命

 第一生命保険は29日、「サラっと一句!わたしの川柳コンクール(サラ川)」のベスト10を発表した。生成AI(人工知能)の活用が仕事や日常生活に普及しつつある中、最新技術を使いこなすため苦戦する様子を描写した「AIの 使い方聞く AIに」が最も支持を集め、1位となった。  2位は「久しぶり 笑顔は出るが 名前でず」。久々の再会で名前を忘れてしまう様子を切り取り、特に60代以上から人気を集めた。3位は「セルフレジ 母に店員 2人付く」で、小売店などで導入が進むセルフレジの操作に困惑する状況が共感を呼んだ。  4位は、夫婦のセカンドライフをテーマに、夫の悲哀を表現した「妻描く 老後プランに オレ不在」。5位の「何食べたい? 言った料理は 出てこない。」は、家族との日常会話についてユーモアを交えて詠んだ。  サラ川は、全国から昨年9~10月に応募のあった約5万2000句の中から第一生命が優秀作品100句を選定。ホームページなどで一般投票を実施し、ベスト10を決定した。    ◇サラっと一句!わたしの川柳ベスト10  1 AIの 使い方聞く AIに  2 久しぶり 笑顔は出るが 名前でず  3 セルフレジ 母に店員 2人付く  4 妻描く 老後プランに オレ不在  5 何食べたい? 言った料理は 出てこない。  6 下がらない 米の値段と 血糖値  7 パスワード 恐る恐るの 3回目  8 「いい値」だね 「いいね」と言えぬ 物価高  9 電気代 あまりの高さに 暗くなる 10 面くらう 米の高値に 麺喰らう 。 

[時事通信社]