夏休み予算、コロナ前上回る=感染急増「水差す」恐れ―明治安田調査

 明治安田生命保険が25日発表した夏休みに関するアンケート調査によると、レジャーなどに使う1世帯当たりの平均予算は前年比約1.3倍の6万8632円となった。増加は4年ぶりで、予算額はコロナ禍前の2019年を上回った。3年ぶりに行動制限のない夏休みとなり、旅行などの計画を立てる人が多いようだ。  ただ、調査期間は6月20~24日で、その後は感染者数が急増している。明治安田総合研究所の小玉祐一フェローチーフエコノミストは「旅行需要の盛り上がりが水を差される恐れもある」と指摘した。  調査では、全体の4分の1が昨年よりも使う金額を増やすと回答。その理由を複数回答で尋ねたところ、約半数が「旅行に行くため」と答えた。一方、物価高などの影響で全体の14.4%は使う金額を減らすと回答した。 

[時事通信社]