10円玉と100円玉、4割カット=硬貨手数料など影響―22年度製造計画

 財務省は15日、2022年度の貨幣製造計画を改定し、10円硬貨と100円硬貨の製造枚数を当初計画からそれぞれ4割減らすと発表した。流通量が減少しているため。同省は、金融機関による硬貨取扱手数料の導入やキャッシュレス決済の普及などが影響した可能性があるとみている。  改定により、10円硬貨の22年度の製造枚数を1億200万枚から6100万枚に、100円硬貨を3億4400万枚から2億枚にそれぞれ減らす。10円硬貨の製造予定枚数は過去20年で最少。その他の紙幣や硬貨の製造計画に変更はない。 

[時事通信社]