元営業職員が計2000万円詐取=契約者から―明治安田生命

 明治安田生命保険は27日、新宿支社(東京都新宿区)に勤務していた70代の女性元営業職員が、契約者から合計で約2000万円をだまし取っていたと発表した。元職員は2020年10月に退社しており、同社は契約者に全額を返済するとともに、警視庁に刑事告発したという。  明治安田生命によると、元職員は04年12月から退社後の21年5月まで、複数回にわたって3世帯4人から計約2000万円を受け取った。不正は、保険契約者に対する貸し付けの手続きを無断で行ったり、架空の商品を販売したりする手口で行われた。  4人の契約者のうち、1人から保障の減額について問い合わせがあり、契約内容を調査する過程で発覚した。  明治安田生命は「お客さまに多大なご迷惑とご心配をお掛けし、深くおわびする」とコメントした。 

[時事通信社]