第一生命でまた不祥事=営業員2人、5500万円詐取

 第一生命保険は20日、女性の元営業職員2人がそれぞれ北海道と長野県で、計11人の顧客から約5500万円を不正に取得していたと発表した。2人とも3月中に懲戒解雇された。同社はいずれの事案も警察に通報しており、近く告発する方針。  第一生命によると、長野県の70歳代の元職員は2011年8月~20年8月、架空の優遇制度の話を持ち掛け、8人から5000万円近くを詐取した。北海道の60歳代の元職員は12年4月~18年12月、実際には加入手続きを行っていなかったにもかかわらず、初回保険料と偽って3人から600万円以上を不正に取得した。  北海道の事案では、既に元職員が被害者に弁済済み。長野の事案についても、近く弁済する方向だ。 

[時事通信社]