ゆうちょ銀、住宅ローン認可申請=長期固定金利型、民業圧迫の懸念

 ゆうちょ銀行は23日、長期固定金利の住宅ローン「フラット35」を取り扱うため認可を金融庁と総務省に申請したと発表した。収益力強化に向け品ぞろえを増やす狙い。認められれば来年5月にも業務を開始したい意向だ。ただ、完全民営化前の業務拡大に民間金融機関は懸念を示している。  フラット35は、住宅金融支援機構が民間金融機関と提携して提供している、融資期間が最長35年の固定金利の住宅ローン。ゆうちょ銀は2008~19年までスルガ銀行の代理業務として手掛けていた。その後、同行の不正融資問題を受けて提携を解消。現在はフラット35は扱っていない。今回の申請では民間金融機関の代理業務ではなく、直接の取り扱いを目指している。 

[時事通信社]