自動車保険支払い1兆円下回る=外出自粛で事故減少―損保大手3社

 大手損害保険グループ3社の2020年4~9月の国内自動車事故で発生した保険金支払額が、前年同期比12%減の8897億円と1兆円を下回ったことが19日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた外出自粛で、自動車事故が減ったのが主因だ。  東京海上ホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、SOMPOホールディングス(HD)が19日発表した20年9月中間連結決算で判明した。SOMPOHDの浜田昌宏執行役常務は同日の記者会見で、「10~11月の交通量も前年の同じ時期に比べ約10%減で推移しており、現時点ではコロナ前には戻らないと見ている」と話した。 

[時事通信社]