日本生命、全投融資にESG評価=利回り向上狙い

 日本生命保険が来年4月、すべての投融資の判断に、環境や社会貢献、企業統治への取り組みを重視する「ESG評価」を導入することが20日、分かった。ESG評価が高い企業は経営の透明性などに優れ、高い運用利回りが期待できるとされる。ESG投資を強化し、収益向上を狙う。  保険会社は契約者から集めた保険料を金融市場で運用し、保険金の支払いに備えている。日生の保有資産は株式や債券、不動産など約70兆円に上り、国内有数の機関投資家だ。生保業界では、第一生命保険が2023年度までにすべての投融資でESG評価を採用する計画で、ESG投資の機運は高まっている。 

[時事通信社]