明治安田、人事にAI=生産性向上へ最適配置

 明治安田生命保険は9日、2024年度をめどに内勤社員約1万人を対象として、人事異動に人工知能(AI)技術を導入する方針を明らかにした。社員の個々の適性や能力をAIが分析して最適な人員の配置や構成を進め、生産性の高い組織を目指す。同社によると、人事異動にAIを活用するのは大手生保で初めて。  少子高齢化の加速など生保業界の事業環境は厳しさを増しており、生産性向上が急務となっている。明治安田は9月、人材登用の円滑な実施を支援する人事システムの運用を開始した。  必要な能力や資格を入力することで適任者を見つけ出せるシステムで、今後AIの導入により、個々人が持つ分析力やコミュニケーション能力など詳細で膨大なデータを基に効果的な組織編成が可能になると見込んでいる。AIの提案を受け、最終的に人事担当者が異動を決める。  人事担当の永島英器常務執行役は「一人ひとりがどんな能力や意欲があるかを見極めることが重要で、(AIの活用で)会社全体の力を向上させることができる」と説明している。人事の透明性確保にもつなげ、社員の士気を高めたい考えだ。 

[時事通信社]