ゆうちょ銀被害、1800万円=大半がドコモ口座経由―副社長陳謝

 日本郵政傘下のゆうちょ銀行は16日、提携する電子決済サービスを通じた銀行口座からの不正出金の被害が109件、計1811万円に上ると発表した。このうちNTTドコモの「ドコモ口座」経由が82件、計1546万円と大半を占める。ゆうちょ銀が提携決済サービスでの被害件数・金額を公表したのは初めて。預金者保護の体制や情報開示に対する姿勢が厳しく問われそうだ。  東京都内で記者会見した田中進副社長は「預金者に迷惑を掛け、深くおわびする」と陳謝。情報開示について「十分なものでなかった」と認めた。当面は被害者への補償やセキュリティーの強化に専念する考えを強調し、経営責任への具体的な言及は避けた。 

[時事通信社]