かんぽ営業、4月以降も自粛継続=特別委の追加調査公表へ―日本郵政

 かんぽ生命保険の不正販売問題をめぐり、日本郵政グループは25日、業務停止命令の行政処分が解除される4月1日以降もかんぽ保険の営業自粛を続けると発表した。不利益を被った顧客への対応や再発防止策の徹底を優先させる。関連して外部弁護士らによる特別調査委員会が26日に記者会見し、不正に絡む旧経営陣の認識などに関して追加の調査結果を公表する。  金融庁と総務省は昨年末、かんぽ保険の販売を今年3月末まで停止する一部業務停止命令を出した。全国の郵便局では行政処分を受けてかんぽ保険のパンフレットを撤去。4月19日までに再び窓口に並べるが、20日以降も積極的に売り込むことはせず、顧客から申し出があった場合のみ相談に応じる。  通常営業の再開時期について、日本郵政は「社外の有識者にも意見を聞きながら、グループで慎重に判断する」(広報部)という。4月に設置する有識者委員会に再開時期や営業方法について助言を求める。 

[時事通信社]