大手損保、2社増益=災害保険金の支払い減―4~12月期

 大手損害保険グループ3社が14日発表した2019年4~12月期の連結決算は、2社の純利益が前年同期を上回った。19年秋には相次ぐ台風襲来で大規模な浸水や停電が発生して多額の保険金を支払ったが、関西国際空港(大阪府泉佐野市)などに深刻な被害があった18年に比べれば少なかったため。  損保各社は支払い急増に備えて「異常危険準備金」を積み立てており、取り崩すと増益要因になる。SOMPOホールディングスはその取り崩しが減少したため、減益となった。 

[時事通信社]