自賠責保険料下げ、了承=22日に決定へ―金融庁審議会

 金融庁の自動車損害賠償責任保険審議会は16日の会合で、自動車やバイクの所有者が強制加入する自賠責保険の保険料を引き下げる方針を了承した。交通事故件数が減少して保険金の支払額も減り、収支が改善したため。引き下げ幅は16%前後の見通しで、22日の次回会合で正式決定する。  損害保険各社が加盟する損害保険料率算出機構は16日の会合で、保険代理店の人件費などの経費を含まない「収入純保険料」から支払保険金を引いた残額が、2020年度には658億円に上るとの予測を示した。累積の残額も4000億円を超える。 

[時事通信社]