保険金支払い1.1兆円=自然災害多発で減益-大手3損保

 損害保険大手3グループは19日、2018年9月中間連結決算を発表した。上半期に相次いだ豪雨や台風に伴う保険金の支払額は3グループ合計で1兆1000億円規模に上る見通しとなった。この結果、純利益はSOMPOホールディングスを除く2社が減益となった。  7月の西日本豪雨、関西国際空港が浸水した台風21号、各地に停電被害などをもたらした台風24号と、今年は大規模な自然災害が多発。損保各社の業績を直撃した。  保険金の見込み額は、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが4630億円、東京海上ホールディングスが3600億円、SOMPOが3028億円。東京海上の藤田裕一専務は「保険金支払額としては過去最大規模だ」と影響の大きさを語った。各社は自然災害の多発を受け、来年度にも火災保険料を引き上げる方針だ。  保険金負担の計上により、純利益はMS&ADが前年同期比38.9%、東京海上が29.8%の減益。SOMPOは前年に海外部門で損失を出した反動でプラスを確保したが、国内損保事業に限れば大幅減益だった。 

[時事通信社]