日本郵政、純利益24%増=郵便は初の黒字-9月中間

 日本郵政が14日発表した2018年9月中間連結決算は、宅配便の増加や郵便料金の値上げが追い風となり、純利益が前年同期比24.2%増の2237億円と大幅増益となった。日本郵便は191億円の黒字を確保し、12年10月の発足以来、中間期として初めて純損益で黒字転換を果たした。  日本郵便は宅配便「ゆうパック」の数量が大きく伸びたほか、昨年6月の郵便料金の引き上げが寄与。オーストラリア物流子会社トール・ホールディングスがリストラ効果で増益となったことも利益を押し上げた。  ゆうちょ銀行は、超低金利環境の長期化で、運用する国債から受け取る資金利益が減少。投資信託販売の増加などにより、手数料収入は伸びたが、資金利益の落ち込みを補うことはできなかった。  かんぽ生命は減収増益。利益率の高い契約の割合が増加した。 

[時事通信社]