「三井」の看板下ろす=来年4月、社名変更へ-三井生命

 三井生命保険が来年4月に社名変更を検討していることが8日、分かった。経営難から2015年末に日本生命保険の傘下に入って3年となり、経営が安定してきたことから見直しに着手した。具体的な名称は今後詰めるが、「三井」を社名から外す方向だ。  三井生命は1927年に発足。相互会社形態から株式会社への転換などを経てきたが、一貫して三井生命の社名を使ってきた。  しかし、日本生命による買収後、日本生命は発行済み株式の82.6%を保有。三井住友銀行など三井系企業も三井生命株を持っているものの、一部にとどまる。三井グループとしての位置付けが薄れたことも社名変更の判断につながった。 

[時事通信社]