西日本豪雨の保険金1480億円=大手3損保

 損害保険大手3グループが西日本豪雨災害で支払う保険金額が計1480億円程度に上る見通しとなったことが10日、分かった。日本損害保険協会は7月23日時点の集計で、業界全体でも789億円と見込んでいたが、被害実態の調査が進み金額が膨らんだ。  各社の支払額は、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが660億円程度、東京海上ホールディングスが500億円程度、SOMPOホールディングスが320億円程度。  他の保険会社にリスクの一部を引き受けてもらう再保険や、災害時の支払いに備える異常危険準備金を活用することで、各社の実際の負担額や決算に与える影響は小さくなる見込みだ。 

[時事通信社]