西日本豪雨の被災者に金利優遇=金融機関

 三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行は9日、西日本豪雨の被災者を対象に住宅ローンや中小企業向け融資の金利を優遇すると発表した。住宅ローンなどの返済条件の見直しの相談にも応じる。  広島銀行(広島市)や中国銀行(岡山市)、もみじ銀行(広島市)などの一部支店で被害が出て営業ができなくなった。災害救助法に基づき、被災地に営業店を持つ金融機関は通帳やキャッシュカードを紛失した人に対し、本人確認を行った上で預貯金の払い戻しを行う。  政府系金融機関の日本政策金融公庫と商工中金は、被災地域の支店に特別相談窓口を設置。被災した中小企業に通常とは別枠で運転資金や設備資金を融資する。  生命保険会社と損害保険会社は保険料の支払いを一時猶予する措置を講じる。東海、近畿、中国、四国の各財務局と日銀は生損保各社に被災者への保険金支払いを迅速に行うよう要請した。 

[時事通信社]