M&A「積極果敢に」=海外利益5割へ-MS&AD社長

 保険大手MS&ADインシュアランスグループホールディングスの柄沢康喜社長は21日までにインタビューに応じ、「M&A(合併・買収)を積極果敢に進める」と述べ、純利益に占める海外事業の比率を将来的に5割に引き上げる考えを示した。2018年3月期の同事業の純損益は1250億円の赤字。米ハリケーンなどの保険金支払いが大きく膨らんだ英子会社MSアムリンが足を引っ張った。  柄沢社長は同期のMSアムリンの赤字について、「特殊要因による一時的なもの」と指摘。海外事業は22年3月期に1170億円の黒字となり、利益に占める割合は33%程度となると見込む。これを5割に引き上げるため、「(事業や地域の)リスク分散ができるような企業」を対象に買収や出資を検討する。 

[時事通信社]