日本郵政、4600億円の黒字=ゆうちょ銀けん引-18年3月期

 日本郵政が15日発表した2018年3月期連結決算は、純損益が4606億円の黒字(前期は289億円の赤字)に転換した。前期に計上した豪物流子会社に関する特別損失がなくなったほか、ゆうちょ銀行が利益を押し上げた。ただ、売上高に相当する経常収益は前期比3.0%減の12兆9203億円で、民営化後では最低だった。  純利益は、ゆうちょ銀が3527億円と前期に比べ2ケタの大幅増益。日銀のマイナス金利政策の長期化で国債の利息収入が落ち込んだが、外国為替売買益などの増加がこれを補った。  日本郵便は、宅配便「ゆうパック」の取扱数が増えたほか、昨年6月に実施した郵便料金値上げも奏功。かんぽ生命保険も、利益率の高い医療保障付きなどの第3分野商品が好調だったため増益となった。  日本郵政の19年3月期連結決算は、ゆうちょ銀の利益押し上げ要因が剥落することなどから、純利益で約3割減を見込む。長門正貢社長は記者会見し、「未曽有の低金利が継続し、最も厳しい1年になる」と述べた。 

[時事通信社]