「健康応援企業」目指す=大場ひまわり生命次期社長

 4月に損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険(東京)の社長に就任する大場康弘常務がインタビューに応じ、「伝統的な生命保険会社から健康応援企業に変化していきたい」と抱負を語った。第1弾として、4月に加入者の健康増進を促す保険商品を投入する方針だ。  新商品は病気になった場合などに収入を保障する保険で、契約から2~5年後に加入者の健康を再審査。たばこをやめたことや血圧の状況などを条件に、保険料を最大で約3割値下げする。値下げは加入時にまでさかのぼって適用し、差額を返金するという。  大場氏はまた、「人工知能(AI)の導入に積極的に取り組む」と強調。保険金支払いのための病名判断には既に導入しており、今春からは営業担当者が顧客から得た情報を基に商品を提案する仕組みにも活用する。「優秀な営業担当者が過去の商談で得たデータを分析し、新たな顧客とのやりとりに利用する」と述べた。 

[時事通信社]